取材日:2023年/8月29日(火)/14:30〜15:30/天候は曇
サカダン企画の第2回目のゲストはドイツでサッカー選手としてご活躍している、
ラインバッハ所属の荒木秀介選手をゲストにサカダンラジオを通して取材をさせて頂きました。
今回はラジオで取材させて頂いた内容をテキストベースとしてご紹介していきます。
- ドイツでサッカーをやろうと思った理由は?
- ドイツでサッカーを始めて困惑したことは?
- ドイツに来てよかったことは?
- ドイツで認められるためにはどうするべき?
- ドイツの6部のリーグレベルについて
- ドイツのサッカーは肩書きは関係ある?ない?
- 海外にいくまでにどんなスキルを磨くといい?
- ドイツの指導者やサポーターはどんなプレイを評価する?
- 海外でサッカーをやりたい人に向けてのメッセージ
- ドイツのサッカー恋愛事情ってある?(おまけ)
- 荒木選手の今後の目標は?
上記の流れでご紹介していきます。
これから海外でサッカーをやりたいという方は是非読んでみてください。
サカダンラジオの対談音声はコチラ
ここではテキストベースで紹介していきますが、
音声で聞いてみたい方はサカダンラジオを直接聞いてみてください。
本日の対談者の紹介
- 本名:荒木 秀介
- 年齢:25歳
- 在住:ケルン
- チーム:SCラインバッハ
- 今後の目標:上位リーグで活躍したい
大学を経て海外挑戦を決意した荒木選手の想いをご紹介していきます。
はじめにサカダンラジオに出てみようと思った理由はなんですか?
荒木氏「自分自身のことだったり、サッカーについて発信していきたいという想いで出演させて頂きました。」
音声から自分のやっている活動が誰かに少しでもいいから届いてくれたらなと思っています。
ドイツでサッカーをやろうと思った理由は?
荒木氏「日本よりも海外の方がプロのサッカー選手になる可能性が高いと感じたことから海外に挑戦しようと思いました。」
最初は日本でプロ選手になるために大学サッカーを選びましたが結局なれず、
どうしても夢であるサッカー選手を諦めることができなかったので海外のチームを模索した結果、
ドイツ行きに決めました。
大学の先輩が海外でサッカーをやっておりその先輩から代理人を紹介してもらいそこでセレクションを受け、
無事に合格しドイツでプロ選手をスタートさせました。
※海外挑戦したい人は荒木さんに直接DMしてもよし、サカダンにお問い合わせもよし、
サカダンからお問い合わせした場合は荒木さんにつなぐことが出来るので興味のある方はまずはお問い合わせください。
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ドイツにきて困惑したことは?
- 文化や言語の違いについて
- ドイツと日本のサッカーでは求められることの違いについて
文化や言語の違いとは
荒木氏「初めての海外でもあったため、最初は日本語が全く使われていないことに戸惑いを受けました。ドイツで生活をする上での時間という概念の違いに驚きました。」
ドイツはドイツ語と英語を使って生活するため、最初は英語を中心にコミュニケーションをとるようにしていました。
ドイツの文化に対して割り切って生活をしてきました。
ドイツと日本ではサッカーの求められることの違いについて
荒木氏「自分はボランチが主戦場ですが、日本のボランチはビルドアップも並行して求められるがドイツだと目の前の選手をまずは潰すこと、その選手にまずは負けたらいけない」ということが一番にあることに戸惑いました。
これはリーグやチームによると思いますが、自分が最初に戸惑ったことが試合中に対峙する相手をどう潰しながら簡単なプレイをし続けないといけないのかが大変でした。
ドイツに来て良かったことは?
- 感謝の心を今まで以上に持つようになった
- 活きる術として素直に受け入れることができるようになった
感謝の心を今まで以上に持つようになった
荒木氏「日本にいるときから思っていた感謝の心がドイツに来たことで今まで以上に感じるようになりました。」
ドイツに来たことで気軽に相談できる環境がなくなったことから、
日本の友人や家族と電話を通じて沢山の励ましの言葉や応援されるようになったことで、
これまで以上に人との繋がりや出会いに感謝するようになりました。
活きる術として素直に受け入れることができるようになった
ドイツに知り合いは全くいない状況で、誰にも頼ることができず色んな壁にぶつかるたびに今のままではダメだと思うようになったことで「素直に受け入れる」ことで取り組み方や考え方が変わりました。
麺やスパゲッティーにパスタやジャガイモ料理が主な主食になっています。
お米もあるけど日本のお米と違ってモチモチして甘くなくチャーハンみたいにパサパサした感じのお米を食べています。
ドイツで認められるためにはどうするべき?
- 人として当たり前なことをすること
- 試合や練習中でのパフォーマンス
- コミュニケーションを積極的にとること
人として当たり前なことをすること
荒木氏「例えばですが、試合や練習前と練習後の準備や片づけを率先してやることや、マナーのある態度を取ることが信頼されることや認められることに繋がっています。」
※マナーとは笑顔で挨拶したり、しっかりお礼をすることがベースとしてあることです。
試合や練習中のパフォーマンス
荒木氏「練習や試合中なかでのパフォーマンスが良かったら仲間からよって来て仲良くなることができます。」
コミュニケーションを積極的にとること
荒木氏「上記の2つに合わせてこのコミュニケーションも並行してできることでより信頼関係がよくなります。」
英語よりもドイツ語を積極的に使おうとすることやドイツ語を学ぼうとする姿勢がドイツの方からするととても好感を持ってくれて仲良く出来るみたいです。
ドイツの6部リーグのレベルについて
荒木氏「日本でいう関東一部リーグからJFLのレベルぐらいがドイツの6部リーグのレベルになります」
※荒木さんは実際にJFLでプレーしたことがないが知人を介してそれぐらいのレベルだという情報だそうです。
ドイツのサッカーは肩書きは関係ある?ない?
荒木氏「日本だと肩書きで選手を評価しがちだけど、ドイツだと過去の実績は関係なく今の自分を評価する国です。」
何も実績のない私からすると凄く有り難く感じています。
海外に行くまでにどんなスキルを磨くといい?
- フィジカル面を鍛えよう!
- 他の選手にない強みをもつこと
- コミュニケーションをとること
- メンタル面の強化をしておくべき
フィジカル面を鍛えよう!
荒木氏「特に走れる体力や当たり負けしない体つくりは鍛えておくべきです。」
フィジカル面を鍛えるなかでそこだけど難しい場合があります。
なので次に説明する他の選手にない強みを持っておきましょう。
他の選手にない強みをもつこと
荒木氏「テクニックや足元の技術やパスの精度やパススピードやアジリティなどで強みをもっておくことが重要です。」
そういったスキルを持つことで評価を受けやすくなります。
コミュニケーションをとること
荒木氏「試合や練習からよく使うのが言葉なのでなるべく早くドイツ語を覚えておくことがオススメです。」
自分はドイツに来てドイツ語を学びだしたので、もっと早くからドイツ語ができていれば今とはまた違った道を歩んでいたかもしれません。
もしドイツに挑戦したいという方は早めに取り組んでおきましょう。
メンタル面の強化をしておくべき
荒木氏「ドイツの選手は気持ちの切り替えが早く余り落ち込まない人種なためメンタル面の強化や考え方を学んでおきましょう。」
ドイツの指導者やサポーターはどんなプレイを評価する?
- 気持ちのこもったプレーをすること
- フィジカル的なプレーを好む
気持ちのこもったプレーをすること
荒木氏「スライディングでボールをとめたり防いだりすると褒められます。」
気持ちが見えているプレイは評価されやすいです。
フィジカル的なプレーを好む
荒木氏「ドイツの文化として対人で競り負けないことが注視されやすいです。」
リバプールに移籍した遠藤選手が評価が高かった理由として日本人という小柄な体格でも何度も対峙する相手かに競り勝ってきたことが評価されデュエル王と言われてきました。
これはドイツのサッカー文化からきたことだと根拠付けされるでしょう。
海外でサッカー選手をしたい人に向けてのメッセージ
荒木氏「ドイツに来ることで一日一日が濃い生活ができます。自分が頑張ることで新たな扉を開けることが出来るため、何が何でも成功してやるんだという強い思いのある方は是非挑戦して欲しいと思います。」
ドイツのサッカー恋愛事情について教えてください(おまけ)
荒木氏「ドイツに来てまだ遊んだりする余裕がなかったので全く頭にありませんでした(笑)」
語学学習アプリを使って日本人がドイツ語をドイツ人から学びたい人と逆にドイツ人が日本人から日本語を学びたい人に向けたマッチングアプリを介して出会い遊んだりお付き合いしたりすることがあるみたいです。
今後は荒木さんもそういったことも挑戦していきたいそうです(笑)
荒木選手の今後の目標は?
荒木氏「まずは今のチームで6部から5部へ昇格をさせることが身近な目標です。」
この1年やってきて思うような結果が出ない場合は挑戦することに対してどうするか考えるぐらいこの1年を死にものぐるいでやりきりたいです。
さいごに
今回はドイツで活動している荒木選手のことをザックリとご紹介してきました。
取材をしていると1時間は合っという間に終わってしまいました。
荒木氏「もう1時間経ったんですね。まだ色々お話がしたかったです。」
と仰ってくれたので今後も更に深堀りして第二弾、第三弾と取材をさせて頂くことが決定しました。
更にサカダンの方でも「荒木秀介のドイツへの挑戦状」というコラムも決定しました。
実際に現地でのサッカーを通した日常やドイツのサッカーへの考え方をお届けしていきます。
この連載コラムではどこかでドイツのサッカー恋愛事情もお届け出来るかもしれません(笑)
お楽しみに〜!
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