サッカーの指導者って大変だよなぁ。スポーツビジネスってなんだろう。
こんな疑問もってないですか?
- サッカーの指導者って割に合わないですよね
- スポーツビジネスってなに?
- これからサッカーの指導者始めたい
私はサッカーの指導者を始めて16年という月日が経ちました。コーチ業含めスポーツビジネスについて深く関わることになりました。
ツイッターではサッカーの指導者って『苦労する』や『疲れる』とか『割に合わない』など色々なキーワードを見つけ、私と繋がっている人も『コーチの大変さをもっと知るべき』など仰っていた。
そこで今回の記事では私が指導者を始めたときから今に至るまで学びを入れながらどれだけ大変なのか記事にしようと考えました。
前提として
- 0人会員スタート
- 個人事業主
- 1人暮らし
こういった状況からスタートしたということを踏まえて読んでもらいたい。
当記事を読むことで
- 体系的に指導者とはどんな生活をしているのか分かる
- 指導者の仕事がどんなものか分かる
- 指導者は大変なんだってことが分かる
この記事を読んで指導者やスポーツビジネスについて学んでみよう
【はじめに】サッカーコーチ16年目を迎えたからこそ言えること!
2023年4月1日で指導者を始めて16年目となる。指導者になった経緯をこれから話しをしていくのだが長いようで短かった16年間。
本当に苦労と葛藤が続く道のりだった。それでも辞めずに今がある前提として
- 子供が好きだ!
- 感謝されることが好きだ
- 子供の成長を見ることが好きだ
- サッカーが好きだ
この様なマインドがあるからこそ続けることができたのだろう。何よりも2023年になってより一層個人的に指導の依頼が来るようになったことや保護者から依頼が来るなど自分をブランディング出来てきたことも要因なのかもしれない。
サッカーを通して色々なビジネスに繋げることが出来るようになったのも今までの苦労があるからこそだと思っている。
さて、ここからは16年前に遡って俺が指導者を始めたきっかけやスポーツビジネスとはどんなものなのか体系的にご紹介していきます。
インターン実習からサッカーの指導者の仕事をすることになる
2006年ワールドカップドイツ大会から数カ月後に私はある街クラブへインターン実習へいくことになった。
スポーツ専門学校に通う私は単位を取るために必要な実習だった。
インターン実習とは就職する前にどんな仕事をしているのか体験することでより身近に考えることが出来る【就業体験】のことをインターン実習とよんでいる。
私はお世話になる仕事場はキッズ〜ジュニアユースまであるサッカークラブで子供のお世話をする仕事だった。
なぜこのサッカークラブにいくことになったのか、それは社会人サッカーチームに在籍していた先輩がたまたまそのクラブで指導者をしていたことが理由から1ヶ月間お世話になることになった。
このチームには何十年と指導をしているベテラン指導者や元サッカー選手だった人がコーチとして仕事をしているクラブだった。
初めは取り敢えず実習だけのはずだったのだがあるコーチから言われる言葉をさかいに指導者として歩むまでの距離がグンと近づくのだった。
俺と独立しないか?
インターン実習から数週間後に一人のコーチとトレーニング後にコーヒーを飲んでいた時にいきなり『俺と一独立しないか』と言われた。
このコーチは来年の4月にはチームを抜け独立するといってきた。
私は正直困惑していた。『・・・』秋風が吹くなかちょっとした沈黙から私は『ちょっと時間もらってもいいですか?』と伝えると『もちろん』といい、その日は終わった。
私は次に会うまでに取り敢えず回答しないといけないと思い悩み考えた。
そんな時にインターン先に紹介してくれた先輩から一つのメールが。
『今からメシ行かない?』というメールを見た私は取り敢えず相談しようと思い『宜しくお願いします』とメールして聞いてみることにした。
先輩に相談した結果…
先輩に車で迎えに来てもらい向かった先はなんと焼肉だった。
更に言えば奢ってくれるとか。なんて優しい先輩なんだ!ありがとうございます。といいつつバク食いするオレ(笑)
メシを食っている最中に先輩に伝えると『いいじゃん!やってみたら?』と言われた。
そ、そんな安易なことを言ってと思いながら先輩はどうやって生計を経てているのか聞いてみる。
先輩の仕事
- 居酒屋と指導で生計をたてる
- 全部で20万弱の稼ぎだ。
- 内訳は半分以上が居酒屋で仕事
- レディースとキッズとジュニアに幼稚園の講師でお金を稼いでいた
なるほど。大半はアルバイトが中心の生活になるわけだなと思った。
俺は居酒屋で働くのは嫌だなぁ。と思いどうせやるならスポーツ関係の仕事をもう一つやっておきたいとも思っていた。
じゃないとスポーツ専門学校にいる理由が分からんからな。
明日はコーチと話をする曜日だ。先輩と話すことでなんとなく決まった感じがした。
それに一つ自分のなかで良かったのがスポーツ専門学校は3年制だった為、もう1年は猶予がある。
お金の問題も奨学金の力を借りてなんとかなりそうだ。というこれまた安易な考えではあるが前向きな気持ちになれた。
指導者として進む道へ
サッカーの指導が終わりいつものように缶コーヒーを飲んでいた。
『・・・』
沈黙が続いている。まるで両思いのカップルが照れと緊張から来るような沈黙(笑)
『考えてくれた?』とコーチに言われ『はい。取り敢えず前向きに考えています。』と私は伝えた。
『そっか、ありがとう』とコーチに言われ私はあと一年はスポーツ専門学校で授業したり社会人チームでの活動はもう一年したいということを伝えた。
『もちろん!』といわれこれからのことを話したいから今度家にきてくれない?
と言われ休日に初めて家にお邪魔することになった。
スポーツビジネスという仕事について
初めてのコーチの家は3LDKの一軒家の賃貸だった。奥さんがおり1歳のお子さんもいたことにびっくりだった。
なんて豪華な家なんだ。指導一本で食っているまさにお手本とするコーチだった。
奥さんは学校の先生みたいで夫婦揃って指導者なんだなと感じた。
コーチに『スポーツビジネスってしってるか?』と急に言われ
え?なんだそれと思いながら『すいません。分かりません』と答えた。
スポーツビジネスとは
『スポーツ』を『お金に変える』ことこそがスポーツビジネスなんだ。
上の画像で言えば
スポーツを提供するということは『スポーツ観戦』や『スポーツをしたい』または『スポーツ用品が欲しい』人に向けて対価を払うことでこのサービスが受けられることをいう。
- プロのサッカー観戦も応援するためには入場料がいる。
- スポーツを習いたい人はお金を払うことで受けることが出来る。
- スポーツジムで筋肉をつけたい人はお金を払うことで筋肉をつけることが出来る。
- スポーツ用品が欲しい人はお金を払うことで手に入る。
この様にスポーツや用品を提供することがスポーツビジネスとなっている。
ここまでの説明では全て消費者側のはなし。
これから始めるコーチ業では『自分を提供する』ここを上手くやっていかないと生き抜くことは出来ない。
スポーツビジネスで生計をたてる為には王道である『スポーツコーチ業』で生きぬていく必要がある。
【スポーツコーチ業とは】
上記の図のように様々なスポーツの指導者こそがスポーツコーチ業となる。
特に近年ではサッカー人口が増加しワールドカップなどトレンドもあるため仕事として成り立っている。
コーチは私に取り敢えず最初にサッカーコーチの資格を取りなさい。といってきた。
資格?サッカーの指導者って資格がいるの?と思ったが『はい』と答え私が最初にやるべきことがわかった。
翌日、スポーツ専門学校へ行きサッカーの資格について勉強することにした。
サッカーのコーチには資格が必要?
資格がいるのかの結論はイエスだ!サッカーのコーチを仕事としてするならないといけないらしい。
理由は『俺は基本的にキッズやジュニアの指導をすることから子供や保護者の方に安心と信頼を提示するために資格を持っておく必要があることから絶対に資格を取得する必要があった。』
専門学校へ戻り勉強してわかったことはサッカーコーチにはキッズリーダーから始まりD級・C級・B級・A級・S級など沢山のライセンスを取る必要があることがわかった。
図で表すとこうなっている。各ライセンスをがあるからと言ってこの年代を教えているとは限らない。
B級持っていてもジュニア年代を指導している人だって沢山いるのも事実。このライセンス以外にはGKに指導するためのライセンスもあったりする。
俺はまずはこの中からC級ライセンスを目指すことになった。
え?なぜD級ライセンスではないのかって?
実は最初からD級受講せずとも一気にC級から受講できるシステムみたいだったためお金もかかるし一気にC級を受講しようと考えたのだ。
関連記事
【エピソード1】を振り返る
さて第1回目となるスポーツビジネスとサッカー指導者というお話はここで終わります。
次回はC級ライセンスを取りに行った時の話からスタートします!
今回、ここまでお話をした話をまとめると以下のようになります。
- スポーツ専門学校でインターン実習があった
- 実習先ではお世話になっている先輩が努めているサッカークラブいくことになった
- そこではベテランコーチや元サッカー選手のコーチと出会うことに
- 一人のコーチに一緒に独立しないか問われることに
- 先輩と色々はなしをして前向きに考えることに
- スポーツビジネスについて足を踏み入れることに
- サッカーの資格を取りにいくことになった
今の自分があるのはこのインターン実習のおかげであり先輩から声をかけてもらったことが始まりとなった。
更に独立を誘ってくれたコーチとは16年たった今でも一緒に仕事をしている仲の良いお手本となるコーチなんだ。
まさに運命的な出会いとなった。
次回、エピソード2ではもっと深くサッカーやスポーツビジネスについて知識も入れながらお伝えします!