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サッカー部マネージャーの恋愛事情【片想いは切ない実話談】
今回は高校サッカー部のマネージャー(女性)が経験してきた恋愛事情についてご紹介していきます。
サッカー部で出会った一人の男の子。段々と惹かれていく様子から片思いで終わってしまった実話談です。
そんなマネージャーの恋愛エピソードを読んで頂ければと思います。
情報提供者
- ニックネーム:g.s
- 在住:愛知県
- 年齢:25歳
- ツイッターアカウント名:後藤(フリーライター/ナース)
マネージャー時代の恋愛経験談をご提供頂きありがとうございます。
高校サッカー部マネージャーの恋愛事情
この恋愛体験は全部で4つのパートからお話をススメていきます。
- Aくんとの出会い
- 片想いの恋心
- 片想いで終わらせたくない揺らぐ気持ち
- 片想いと別れのとき
この4つの構成となります。
サッカー部のマネージャー恋愛経験談【Aくんとの出会い】
私は、とある高校でサッカー部のマネージャーを3年間してました。
私がマネージャー時代に、同じサッカー部に所属している同級生の男の子(Aくん)に叶わない恋心を抱いていたお話です。
高校に入学して、マネージャーとして活動したかった私は、友人と一緒にサッカー部に入部しました。
そこで初めてAくんと出会いました。
初めて会ったときの印象は薄かったことしか覚えてません。
当時の私が恋心を抱くようになった理由は、他の男の子たちに比べて、Aくんはとても優しかったことだと思います。
Aくんは別に顔がいいわけでも、頭がいいわけでも、喋りやすかったわけでも、サッカーが上手だったわけでもない男の子でしたから。
さらに言えば、少女漫画のような恋するきっかけも特になかったです。
私は、長女だからなのか、もともとの性格なのかは分からないですが、
「1人でなんでもやらなくちゃ」と考える癖がありました。
Aくんは他の部員と違い、部活中に私の体調に気を使ってくれたり、何も言わなくても重い荷物を運んでくれました。
今まで他の男の子からそのような対応をされたことがなかった私は、Aくんの優しさに触れて恋心を抱き始めます。
今考えれば、私も「若かったな」と思います。
サッカー部のマネージャー恋愛経験談【知りたくなかった。Aくんの想い】
Aくんと出会った暫くの月日が経ったときにこの恋が実ることがないことをすぐに知りました。
他の部員達が話しているのを偶然耳にしてしまったのです。
Aくんには、別の好きな女の子がいる。
その女の子は、他の女の子からはあまり好かれてはなかったですが、いつも明るく、男勝りな性格でした。
その話を耳にしたとき、私の中で黒い気持ちが溢れてきました。
「どうしてあの子なんだ」「私の方が成績いいのに」「私の方がいつも一緒にいるのに」
という負の感情が頭の中をぐるぐると駆け巡りました。
当時、私がAくんに対して恋心を抱いていたことは、同級生で同じサッカー部のマネージャー仲間や親しい友人しか知りません。
実らない恋ほど苦しいものであることを、人生で初めて経験しました。
そんな苦しい時間を過ごしたくなくて、私のことが好きだという人とお付き合いして上書きしようとしました。
しかし、どんなに忘れたくても上書きできず、別れてはAくんへの恋心を募らせるばかりでした。
サッカー部のマネージャー恋愛経験談【Aくんへの想いだけが膨らんでゆく…】
私の高校ではサッカー部内で恋愛は禁止ではなかったものの、暗黙のルールで部内恋愛はあまりよろしくはない風潮がありました。
私は、Aくんへアプローチすることもなく、卒業するまでこの想いは心の隅に蓋をして過ごし続けました。
顔を見るたびに切なくなり、話していれば喉元までこみ上げる想いを伝えそうになり、真剣にサッカーと向き合っている姿で想いが増すばかりでした。
「Aくんが好きな女の子は、どうして私ではないんだろう」
と考えると同時に、
「Aくんには幸せになってほしい」
と複雑な心境になっていました。
日に日に強くなる想いを隠すように、Aくんはもちろん、他の部員にもバレないように行動し、私は卒業の日を待ち続けました。
サッカー部のマネージャー恋愛経験談【新しく踏み出すために】
なんとか、恋心に蓋をし続けて迎えた高校の卒業式。
卒業式終了後、私は自宅へ帰りAくんに「好きだ」ということを伝えました。
Aくんに振られることは知っていたためLINEで伝えることにしました。
いや、本当は顔を見て想いを伝えることが怖かった気持ちが大きかったです。
結果はわかっていたことだし、泣かないようにしなきゃと心の中で言い聞かせていました。
Aくんは「ありがとう。でもごめんなさい。」と返信をくれました。
その返事を見たとき、
「ようやく前に進める」
そう思いました。
辛く悲しい、でも何より楽しかった片思いに幕を下ろすことがことができたのです。
心にぽっかりと穴が開いたような、虚無感がしばらく残っていました。
しかし、新生活に向けて慌ただしい毎日のおかげか、少しずつ、Aくんへの恋はいい思い出へと変わっていきました。
サッカー部のマネージャーとして恋愛してみて
高校3年間でほとんどの恋愛をAくんに使っていましたが、いい恋愛だったと思います。
サッカー部のマネージャーをしながら恋愛をしてみ感じたことをご紹介します。
恋愛をしてみて
- サッカー部の人達と長時間いることで良いところと悪いところも含めて好きになりやすい
- 振られることが分かっていても想いを伝えることで前に進める
- 片想いの辛さや悲しさを知ることができました。
- 恋愛をする楽しさを知ることができました。
高校卒業後もサッカー部では毎年、新年会があり高校時代の思い出話に花が咲きます。
お酒の席で、うっかり私がAくんに恋心を抱いていたことを他の部員に話してしまい、今ではみんながその事実を知って、会うたびにいじられます(笑)
うっかり発言をしたときには、Aくんに怒られました。
もう二度と、あの頃のような恋をすることはないでしょう。
サッカー部での片思いをしていた日々は、私の色褪せることない、大切な思い出です。