【コラム3】トレセンU14が某J下部組織ジュニアユースU14と激突レポート

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こんにちは。

サカダン編集長のイトウです。

今回は小林さんのコラム第四弾となります。

小林さんが担当するトレセンU14のマッチレポートについてお届けしていきます。

〇〇県トレセンU14 VS 某下部組織ジュニアユースU14

どんなマッチレポートになったのかご紹介していきます。

目次

【はじめに】◯◯県トレセン U-14 活動報告

  • 日時: 7 月23 日(日)
  • 場所: 美作ラグビーサッカー場
  • 参加スタッフ: 小林(チーフ)、Iコーチ、Iコーチ、Hコーチ
  • A氏(高校の指導者) ※O氏(ナショナルトレセンコーチ)

いつもお世話になっております。

◯◯県トレセン U-14 チーフの小林です。

先日、今年度 4 回目の〇〇県トレセンが開催されました。

今回は某J下部組織の U-14 との 練習試合(30 分×3 本)でした。

試合当日はクラブチームの事情により何人か選手が不在でしたが、この練習試合では現段階の〇〇県の U-14 年代のトップレベルの試合になると感じていました。

今試合では白熱した試合展開になると予想したことから参加選手の所属する各チー ムの指導者の方には無理を言って試合観戦のご招待を致しました。

お忙しいにも関わらずKコーチ、Hコーチ、以前県トレに 参加していたS氏にY氏そしてKコーチが 現地に観戦に来られ ました。

沢山のサッカー関係者様に足を運んで頂いたこと本当に感謝致します。

その他にもピッチ周辺では選手達の保護者の方にも観戦して頂きました。

そして対戦相手であるJ下部のジュニアユースU14の皆さんにおいては、 担当のNコーチをはじめ関係スタ ッフの方々の協力によってベストメンバーで参加して頂きました。

〇〇県トレセンの要望に応えて頂きありがとうございました。

このように〇〇県トレセン U-14、J下部ジュニアユースU-14 の選手達が共に良いパ フォーマンスが発揮できるよう、

会場を出来る限り公式戦に近い様な雰囲気にす るために準備を進めてきました。

今回はメンバーを 22 名を招集しており、練習試合の試合時間は 30 分×3 本という形をとりました。

選手達には県トレの活動の度に今回のTMの話はしていて、〇〇の代表選手として絶対に負けられない!

と言う事は伝えていたので、選手達もその気持ちを持って今日を迎えていたように感じました。

会場に来た選手達は非常に良い表情をして おり、良い精神状態でゲームに入れると感じました。

試合前のミーティングで伝えることは

ゲーム前のミーティングでは、主に守備の事について話をしました。

チームとしては、これまでの県トレの TR でやり続けてきた強度の高い守備を選 手達が自主的にどこまでやれるか、

そしてそれがどれだけ通用するのかしっかりチャレンジする事を伝えました。

それと同時に、暑い中でのゲームになるので、

前線から闇雲にアプローチをしても簡単にいなされて前進される事は考えられたので、

前線の選手が守備だけで体力を消耗しないよう、

ボールが奪えない時はしっかり相手の出方を伺いながら対応する事も伝えました。

そして個人では簡単にパスでいなされたり、

簡単にドリブルで前進される事がな いように一人一人が粘り強く諦める事なくプレーを続ける事を伝えました。

考え方としては…

チームで上手く守備をするために選手達がその状況その状況でしっかりと考えを持ってコミュニケーションを図りながら協力して守備をすることが重要です。

県トレU14 VS J下部ジュニアユースU14のマッチレポート

  1. 全体の印象について
  2. 〇〇県トレセンの守備について
  3. 〇〇県トレセンの攻撃について

全体の印象について

システムは〇〇県トレセンU14は 4-2-3-1、J下部ジュニアユースU14は 4-4-2 でした。

ゲームが始まると『個』の〇〇県トレセン、『組織』のJ下部ジュニアユースU14という様な戦いになりました。

〇〇県トレセンとしては、

今回招集した選手達は結果的に身体能力の高い選手達 が多くいたので『個』で負けるようでは勝ち目はないと思います。

一方、J下部ジュニアユースU14においては当然個の能力が高い選手はいますが、

それ以上に戦術理解のある選手が多く、

日頃からしっかりTRされている中で選手達がそれぞれの役割を理解してプレーしており非常に組織的で簡単な相手ではありませ ん。

その様なチームを相手に、終始ボールを握られて、

ただただ守備に追われる一方的なゲーム展開になる事も予想はしていました。

しかし、思った以上に〇〇県トレセンの選手達は高い意識から気持ちの入ったプレーを見せてくれました。

J下部ジュニアユースU14の選手達も勝つために必死にプレ ーしていたので、

両チーム共に非常にアグレッシブで白熱した良いゲームになっ たと思います。

〇〇県トレセンの守備について

前線の選手のアプローチの掛け方が上手くいかず簡単にハーフウェーラインを越えられてしまうシーンが多くありました。

やはり前線の守備に関しては 1stDF になる選手と 2ndDF になる選手が

  • どんな速さ で
  • どのタイミングで
  • どの角度で
  • どこのパスコースを消しながら
  • 前に出るための判断材料をもち
  • 速く自分で決断してプレ ー

しなければ上手く守備が機能しません。

そして 2 列目以降の選手が FW の選手に対して数的同数にもっていけるようにパスコースに制限を掛けさせるようなコーチングも必要です。

FW が素早くアプローチをして 2 列目の選手が良いポジションから前に出ながらの守備が上手くはまった時は、

J下部ジュニアユースの選手も慌てるシーンがあり、

  • 上手くボールを奪えたり
  • 相手がミスをしてマイボ ールになる事がありました。

相手がレベルの高いチームであっても前線から強度を高く守備をする事はやり続ける事が大事だと感じました。

それでもハーフウェーラインを越えられてからの守備は前線の選手もしっかり 戻り、

DMF の選手を含め DF ラインの選手達を中心に非常に良い守備をしていました。

他にはFW がアプローチを掛けると 2 列目選手が背後の状況を気にしながら良いポジションを取り、

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下がる事無く前に出て行けてたので数的同数に持ち込める回数が増えました。

数的同数に持ち込めた理由は?

OMF のH選手やDMFのK選手が背後の選手やスペースを上手く消しながら前から守備が出来ていたことにより数的同数に持ち込めたました。

3本やるなかで開始5分以内に失点をすると言うシーンがありました。

失点の理由としてはコミュニーケーション不足であり連動できていなかったことが理由となりました。

※レベルの高いチームとのゲームだと、この様な隙があれば簡単に失点に繋がってしまうので、慣れていない仲間とか関係なく誰とでもコミュニケーションが取れる関係性は選手間で作って欲しいと思いました。

相手よりも能力が低いから通用しないのではなく、サッカーの守備はお互いが声を掛け合いながら協力しないと良い守備は成り立たないと言う事です。

【トレセンU14の選手たちについて】

OMF のI選手は相手選手に決定的な仕事はほとんどさせなかったし、

DMF のI選手は良いポジショニングから相手のボールの出 所をしっかりと抑え相手を自由にさせず上手く守備をしていました。

CB のU選手とT選手のコンビは身長はそれ程高くないが対人に強く、相手選手をしっかりと抑え、 簡単にシュートを打たせず、能力の高さを示す事が出来ました。

DMFのM選手は数少ない中体連の選手の一人で、最初は流動的に動く相手に混乱して上手く対応出来ていませんでしたが、コーチが修正をかけるとそこからはしっかり考えを持ってプレー出来て、何とか対応する事が出来 ていました。

M選手はハーフタイムにも分からない事(気になる相手の 2 人をどう対応すればいいか?)を聞きに来たり、その姿勢には成長を感じました。

〇〇県トレセンの攻撃について

攻撃に関しては、今年度は 1 度も県トレの活動の中で TR をしていないので、戦術を持ってゲームの中で連携を深める事はできませんでした。

試合のなかで選手達一人一人にどれだ け個人戦術が身に付いているか、

どれだけこのゲームの中で力を発揮できるかを見て行きたいとおもいました。

J下部ジュニアユースU14の守備陣は選手同士が協力し合ってバランスを整えているので、

守備が崩れる事はほとんど無い中でも、それを突破出来るのはスピードのあるT選手やS選手にS選手でした。

他にはSB のI選手とT選手のオー バーラップも効果的でやはり個の能力が高い選手がいるとそれは大きな武器に なると思いました。

SH のK選手は今の〇〇県ではあまり見ないドリブラーで魅力のある選手です。

DMF のK選手は相手を見て判断を変えられる選手で身体能力は高くないが簡単にボールを奪われない安心して見られる選手です。

しかしこのような選手達が揃っていても得点を奪う事は出来ませんでした。

この様な選手達がいても結果的に得点を奪う事が出来なかったのは、

やはり選手間の連携がないからだと感じています。

FW の選手はスピードはあって最終ラインを突破出来てもシュートまで持って行けない。

それはドリブルで無理やり突破を試みてもゴールのコースは消されるのでゴールに向かって行けないからです。

オフザボールの動きもほとんどなく、相手の背後でボールを受けるシーンはほとん どありませんでした。

ボールホルダーも FW がアクションを起こしていないのに相手の背後にボールを入れたり、

出し手と受け手の関係性がなく連携で DF ライ ンを崩せたシーンはほとんどありませんでした。

能力が高い選手が揃っていても連携がないとなかなかゴールを奪う事は出来ま せん。

連携を作るには、相手と味方を見て、

味方と同じビジョンを持ってタイミ ングを合わせる事を意識しなければそれを作る事は出来ないと思っています。

そ して攻撃でも自分のやりたい事を伝えられるようにコミュニケーションを取る事が大事だと思います。

これはまだまだ〇〇県トレセンに足りない課題だと思い ます。

しかし先ほどもお伝えしたように、個の能力ではJ下部ジュニアユースU14の選手にも負けていないと感じたので、

そこは〇〇県トレセン U-14 の強みにしてポジティブに捉え ていきたいと思いました。

今シーズン初めての対外試合をやってみて…

TM を終えて先ず感じた事は攻守共に『個』ではJ下部ジュニアユースの選手達にも負けていなかったので自信を得られたという事です。

それと同時に課題も明確になりました。

今回J下部ジュニアユースU14さんと本気のゲームをやらせて頂いて、

〇〇県トレセンの選手達のレベルが何となく分かった気がします。

今後の県トレでやるべき事は

  • 個々の力を伸ばすこと
  • 選手同士の連携面を整えること

個々の力と連携面が融合したらとても魅力的なチームに仕上がると感じました。

そのためには一人一人がもっと個人戦術を身に付け、自分の考えを持ってプレー する必要があると思います。

個人戦術には様々な要素があります。

そのポジションそのポジションで選手達 がやれる事が増えれば、選手達一人一人がもっと可能性のある選手になれると思いました。

今はまだ攻守共に自分で考えて判断して実行出来る選手が少ないです。

それは選手達が自分の中に今ここで何をするべきなのかを考えられる判断材料を持てていないからだと思います。

これからの県トレでは、

攻守共に個人戦術のところに 関してピッチ上で選手達がやらなければならない事を、

もっとはっきり伝えなが ら、TR を進めて行きたいと思います。

自分の判断で出来る事が増えてきた選手にはその時その時でどうするべきか考えさせられるように、

我々スタッフも色々工 夫をしながら選手達と向き合っていきたいと思います。

年内にもう 1 度J下部ジュニアユースU14さんと TM をする予定になっています。

11 月には広島遠征も計画しています。

そこでは良い結果が残せるように〇〇県トレセンとしてしっかり取り組んで行 きたいと思いますので、

これからも〇〇県トレセンをよろしくお願いいたします。

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